神奈川銀行は横浜に本店を構える第二地方銀行です。かなぎんの相性で地元に馴染んでいますが、カードローンのサービスも取扱いしています。
ただ、神奈川銀行のカードローンの限度額は、それ程高くありません。住宅ローン利用者限定の住宅サポートカードローンの限度額200万円が最高の限度額です。神奈川銀行で住宅ローンを組んでいない場合は、100万円までなので、他の地方銀行のカードローンと比べると限度額は低めに設定されているといえます。
神奈川銀行で住宅ローンを組んでいれば、低金利で限度額も高めで利用ができますが、該当しない人にも、マイサポートとかなぎんマイポケットの2つのカードローンがあります。
マイサポートは、神奈川銀行のスタンダードなカードローンです。20歳以上60歳以下で安定した収入があり、年収180万円以上ある人が申込みできます。他行のカードローンと比べると、年収の縛りがあるという点と、限度額が100万円までという点は、マイサポートのデメリットといえます。
ただし、サラリーマンであれば年収が180万円に満たない人はほとんどいませんし、100万円を超える金額のカードローンの利用をすれば、返済の負担がかなり大きくなります。限度額は100万円もあれば十分と考えるならば、これらのデメリットはそれ程気にする必要もないといえるでしょう。
マイサポートの金利は、消費者金融はもちろん、他社のカードローンと比べても低めに設定されています。金利は7.3%~11.3%で、神奈川銀行との取引状況によって下がっていきます。
取引状況の例として、給与振込みをしている、2種類以上の公共料金の引き落としをしている、などがあります。これらの項目毎に0.5%ずつ、上限で4.0%まで金利が下がります。条件を満たせば7.3%、仮に1つも満たせなかったとしても11.3%という低金利で利用ができます。
一般的に地方銀行の金利の多くが14%台なのを考えれば、神奈川銀行カードローンのマイサポートがいかに低金利かがわかります。
神奈川銀行かなぎんマイポケットは、小口向けのカードローンです。限度額は30万円と小さく、金利は固定で13.0%と、マイサポートと比べるとやや見劣りします。かなぎんマイポケットはネットからの申込みが不可なので、手続きの面でもやや不便といえます。
ただし、かなぎんマイポケットは年収の縛りがなく、配偶者に収入があれば専業主婦でも申込みが可能です。また、毎月の返済額は5000円からなので、無理なく返済できます。ちょっとした融資が欲しい人、マイサポートの条件を満たさない人、返済額は少ない方がいいという人は、かなぎんマイポケットを選択するのもありです。