カードローンに詳しくない人がやりがちなミスの1つに、複数のカードローンへの同時申込みがあります。特に緊急でお金が必要で、しかも審査に不安がある場合に多いケースです。
少しでも確実に借入れできるように複数で申込んでおいて、審査が通ったところから借入れするというと一見理にかなっていますが、これには落とし穴があります。
短期間で複数のカードローンに申込みをすると、カードローンの審査に通らなくなってしまうのです。短期間で複数のカードローンに申込んだ状態は申込みブラックと呼ばれています。
申込みブラックになってしまうと、どこのカードローンも審査の時点で落とされてしまいます。何故複数のカードローンの申込んではいけないのでしょうか。
複数のカードローンへ同時に申込みをしているという事実は、信用情報の履歴として残ってしまいます。そして、カードローンの審査において、同時申込みはとても不利になります。
申込んだ側の考え方としては、審査に通った所から借りられればいいかもしれませんが、カードローン会社側から見ると余程お金に困っている状態かもしれないと判断されます。
そして信用情報機関には、カードローンの借入れの履歴だけでなく審査を受けたという履歴も登録されてしまいます。それもすぐに反映されてしまうので、複数のカードローンへ申込みをするとすぐに他の会社が情報を確認することができます。結果、どこのカードローンも断られてしまう状態になってしまいます。
事前に複数への申込みをしてはいけないとわかっていたなら問題ありませんが、知らずに申込んでしまったという人もいるでしょう。一度申込みブラックになってしまったら、即座に解除する方法というのはありません。信用情報機関に履歴として残ってしまっているので、どこのカードローンでも履歴からばれてしまうからです。
ただし、この履歴については、ずっと残っているわけではありません。審査を受けたというだけの履歴については、半年間しか残りません。半年たつと履歴から消えるので、影響はなくなります。複数への申込みをしてしまった時の対処法、それは半年間新たなカードローンの申込みをしないだけです。