断捨離は節約への第一歩?取捨選択の習慣が無駄遣いを防ぐ

断捨離という言葉を聞くようになり久しくなりました。
そろそろブームも一巡した頃かと思いますが、断捨離の結果得た生活を「気持ちいい」と感じられた方であれば、それはその後の生活にも大きな影響を及ぼしているのではないかと思います。

【1】無駄な買い物をしなくなる
節約の大敵でもある「衝動買い」。今を逃したら手に入らないような気がしたセールのコートや、初回限定盤のDVD。割引シールが張られたお惣菜に至るまで、買う予定のなかった物に手を伸ばしてしまうことは、よくあります。
ですが一度でも自分の持ち物に真摯に向き合って、手放した経験のある人は、新たに物を家に入れることに慎重になる傾向にあります。
吟味して購入するクセが付いただけでも、断捨離の意義は大きく、節約にも貢献していることは間違いありません。

【2】使い心地などに慎重になる
ネットショッピングは楽しいですが、気軽にクリックして数日経てば家に商品が届くため、手に入れたという実感を得るまでにタイムラグがあります。
そのためクリックした時点で満足してしまい、到着した商品にあまり愛着を持てないまま次の候補をまたネットで物色・・・なんてことにもなりかねません。
特に洋服については、写真だけでは素材の雰囲気や自分が着た時の印象までは想像しづらい部分がどうしても出てきます。
試着してまずは自分に似合うか、洗濯はしやすいか。手持ちの服とのコーディネートは可能か。
これらをないがしろにして購入しても結局はタンスの肥やしになってしまうことを、断捨離経験者はよく分かっています。
ネットで購入するのは自分のお気に入りブランドや、着心地やサイズ感が分かっている場合はとても便利ですが、そうでなければまずは定番物から始めた方が良いかもしれません。

【3】最終的な処分まで考えるようになる
ベッドや収納タンスなどの大物家具、電化製品などは処分するにもお金が掛かるのが実情です。
これらの大物を購入する時には誰しも、これまでの商品はどうするか、どこに置くかということは考えるのではないかと思います。
しかし断捨離を経験している人は、最終的にはどのような形でそれを手放すことになるかまで思いを馳せられるのではないでしょうか。
自治体の大型ごみの制度についてあらかじめ確認したり、購入の時点で古い商品を回収してくれるお店を探して選ぶという方法もあります。
そのように慎重になることで、買い替えしづらい商品ほど、より良い買い物をしたいという思いが募るはずです。
安物買いの銭失いではなく、こういう商品ほど自分の納得のいく商品を選ぶことで長い目で見れば処分料も含めればトータルで節約にもつながるのではないでしょうか。