コツコツ貯めた小銭貯金、有効な使い方は?

貯金箱にお財布の中の小銭を少しずつ貯めているあなた、素晴らしいです。
今はまだ小さな一歩だったとしても、それが習慣となった時、とても大きな力を発揮することは間違いありません。
私自身、大きめの透明のビンに小銭を少しずつ入れています。
貯めているというのももちろんですが、支払い等で小銭が必要となった時に慌てる必要がないという安心感もあります。
そんな小銭ですが、いざ使おう、又は紙幣にしたいと思った時に、皆さんはどうしているのでしょうか。
手数料が掛からない方法を中心にご紹介します。

【1】口座に預け入れする
自分の持っている通帳の銀行窓口で、その小銭を口座に入金する手続きをしましょう。
日頃はATMを使い慣れていて窓口に行くこと自体減ってしまったという方も多いのではないでしょうか。
ですが、口座を持っている時点であなたは大切な『お客様』です。
自分の口座に入った後はATMなりで引き出しをすればお札になって戻ってきますし、
そのまま振込をすることも、カード決済後引き落とすことも可能です。
また、小銭の枚数によっては、ATMには小銭対応可のATMもあるのでこまめに預け入れるという方法も有効です。
ただし枚数に制限があるので、何度も繰り返すことで通帳に記帳すると行数が増えるというデメリットもあります。
また、ATMが混雑しやすい日や時間帯の場合、何度も繰り返し小銭を預け入れるという行為は行列を作る要因にもなり、あまりスマートとは言えません。
タイミングを見計らうようにしましょう。

【2】小出しに使う
例えば、子供の習い事の月謝で端数分は、少しだけ細かいお金を入れさせてもらう。
町内会費は基本的に札では支払わない、など。
もちろん相手に迷惑を掛けない範囲内でのことにはなりますが、小銭があると助かるというケースは意外と多くあるものです。
欲しかった物を『買ったつもり』で小銭で貯めておき、地域で開催のフリーマーケットでの軍資金にするというのも良いかもしれません。

【3】寄付をする
コンビニのレジに募金箱が置いてあるのを見ても、実際に寄付をしたことはないという方も多いのではないでしょうか。
世の中には大変な人が多いことも分かっているけど、自分だって大変。
思いはあるけど他人に何かするまでの余裕なんてないというのも正直な気持ちかも知れません。
何も小銭を全額寄付する必要はないと思います。
例えば、週末に最後に買い物に行ったお店で残った1円玉だけ寄付する。
10円玉の半分だけ寄付するというマイルールを決めても良いかもしれません。
財布も軽くなり心も軽くなること請け合いです。
また、ちょっと良いことがあった時には幸せのおすそ分けという意味で寄付をするなんて言うのも、心に潤いをもたらしてくれそうですね。

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高年齢雇用継続基本給付金とは?

少子高齢化に伴い働き手となる現役世代が減少しつつあります。
そして定年退職を迎えた高齢者もまだまだ元気なのが現状です。
年金受給年齢の上昇もあり、高齢者も収入や生きがいのために、
身体が動くうちは働きたいという意欲を見せている方は、
身の回りにも多いのではないでしょうか。

そのような働きたい高齢者と、賃金面で会社を支援するための給付金が、
ハローワークの高年齢雇用継続基本給付金です。

【1】どういう制度なの?
会社には通常就業規則が備えられ、年齢により定年退職が定められていることが多いです。
本人には健康な体とまだまだ働きたいという気持ちがあっても、また、会社としては様々な知識や経験を持つベテランを手放さなければならないという思いがあっても一定の年齢で一度退職することになります。
しかしその後、双方合意のもと嘱託や契約職員等で再雇用となるケースは多くありますが、
どうしてもキャリアを積んだ正職員としての賃金よりは低下することが多いのが現状です。
その低下分を補てんする意味合いを持っています。

【1】高年齢雇用継続給付金とは?
雇用保険を掛けながら働いていた労働者が60歳から65歳になるまでの間に、60歳当初の賃金よりも一定以上低下した賃金を受け取ることとなった時に、雇用保険から受け取ることが出来る手当金です。
その低下率が大きいほど給付金額は大きくなります。
また、低下率が低ければ支給されません。
60歳時点での賃金の75%未満となった時に支給されますが、それ以上の金額であれば不支給となります。
また、61%未満となった場合には受け取る賃金の15%に相当する金額が給付金として支給されます。

【3】老齢厚生年金との併給調整がある
もちろん、低下した賃金分全てをまかなえるわけではありませんが、
60歳前半といえば、現代社会においてはまだまだ心身ともに健康で、
好奇心やバイタリティに溢れた方も大勢いらっしゃいます。
企業としても若い世代に技術を継承する人材として重視していますが、
反面、定期昇給も厳しい昨今、賃金の高いベテラン世代を置いておく余裕もない。
このような状況で定年を機に嘱託職員として再雇用することで待遇等を変えて働くことは、
60歳を超えて不慣れな環境で新しい仕事をイチから覚えなおすことを考えても、
本人にとってはメリットも大きいのではないでしょうか。
ただし、60代前半で受給出来る老齢厚生年金は一部または全部支給停止になるなど
支給額や申請した方が良いかどうかは個々のケースにより異なりますのでご注意ください。

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『足りないと思わない』という考え方

例えば夕飯時。いつものドレッシングをサラダにかけようとしたけど、少し足りない。
もちろん近くのスーパーに行けば手に入ります。
でも、ここでほんの少しの手間を掛けて、残りのドレッシングをベースに
自宅にある材料を加えてオリジナルドレッシングを作ってみる。
またはポン酢やかつおぶしなどであっさりと仕上げてみる。
こんな風に少しの遊び心と機転で、買わないで乗り切ってみるということも、
節約には重要になってきます。
いつもと違う味わいで、ちょっぴり失敗してしまうかもしれません。
ですが、この経験はきっと次に活きるに違いありません。

【1】箱ティッシュがあと少し
そもそも、今のティッシュの大きさを全て活かしきっていること、少なくないでしょうか。
ちょっと口を拭いたり水滴を拭いてはゴミ箱にポイ、が当たり前になっていませんか。
試しに箱ティッシュを半分に切ってみてください。
これでも大半は用が足りるはずです。
また、街でもらったティッシュを包装から出して重ねておけば無駄なく使い切ることも出来ます。
慣れてくれば普通にティッシュを使用することがもったないなく感じるかもしれません。

【2】野菜の皮も食べられる
きれいに洗った大根やニンジンの皮も千切りにして炒めたら美味しいきんぴらになります。
あと一品足りない・・・なんてことも、調理の段階で防げますね。
栄養価の高い皮に近い部分も余すことなく摂取出来るしゴミの減量にもなります。
そもそもにんじんの薄い皮をむくのをやめてしまえば、料理の時短にも繋がります。
ジャガイモも、皮をむいてから調理するよりも皮のままラップで包んでレンジでチンしてからむく方が薄くむけて、なおかつホクホクに仕上がります。

【3】冷蔵庫の中や乾物、本当に使い切ったことありますか?
今夜の料理に足りないあの一品を買いに行っただけなのにあっという間にカゴ一杯・・・ということも良くあるのではないでしょうか。
乾物も日持ちするというメリットももちろんあるのですが、結果としてそれが緊張感を失くし気付けば「あるのに出番がない」ものとなってしまっているのではないでしょうか。
月末や給料日までの1週間などで、是非それらを使い切ってみてください。
インターネットでは様々なレシピを検索することも出来ます。
頂き物で出番のなかった瓶詰や中途半端に残っている調味料なども併せて使えば、
冷蔵庫の整理にも一役買います。その中で少々足りない食材があってもそこはご愛嬌。
上手く行けば料理のレパートリーも増えて一石二鳥ですよ。

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借金も資産と言われるけど、どういう意味?

最初に結論から言っておくと、借金も資産の一つとされます。

借金が資産に含まれるということがイメージ出来ないというのは、「資産=プラスになるもの」というイメージが強すぎるためです。

ここからは少しだけ簿記や会計の要素を含みますが、「資産」というのは「資本+負債」で形成されています。

例えば、1億円のビルを現金3,000万円と借金7,000万円で購入した場合は、下記の図のような計算方法となります。

この時点で「1億円のビル」を購入して固定資産を得ることが出来ましたが借金を7,000万円抱えてしまったので、負債を7,000万円抱えたということになります。

簿記や会計の世界では、「支払った金額」と「得た金額」というのは必ず釣り合うように出来ています。

細かい支出に関しては「雑費」というような方法で計算されることもありますが、それでも「収支」に関しては釣り合わないとおかしいということです。

そのため、「借金をして現金を得た」というような場合は、上図の上部分の仕分けになり、現金を得る代わりに「借入金」として負債が増えるということになります。
このように「負債も資産の一部」というように考えると理解しやすいかもしれません。

『資産と負債と資本の関係について』

こちらでは、資産と負債と資本の関係について紹介していきます。

こちらが、資産と負債と資本の関係図となります。

これだけを見ると、「借金が資産に含まれるのが分からない」となる方も多いと思われますが、正確には「借金で得た現金」が資産に含まれるということになります。

銀行や企業から借金をすると、現金を得ることが出来ますが、負債が増えることになるので、帳尻が合うということは、上記で紹介しましたが、おそらくほとんどの借金には「利息」というものが発生することになっているので、放っておくと借金の金額が増えてしまうということになります。

これは、借入先が銀行でも公庫でも消費者金融でも同じです。

そのため、負債を増やさないためには借金を早期に返済することが大切です。

『借金をすることで儲かることもある』

こちらでは、借金をすることによってプラスになることもあるというケースについて紹介していきます。

例えば、上記の例に則って考えると、借金をして1億円のビルを購入したというような場合は、本来なら「1億円の資産がある」というような認識になるために税金が多く徴収されることになるのですが、「7,000万円の借金がある」ということで、税金が免除されるということになります。

税金対策のために投資を勧める方が多いのは、このためです。
投資をしたことによってプラスになった場合は、それ相応の税金が徴収されるということになりますが、現金で持っているよりも遥かに低い税率となっているために、トータルで考えると、税金で支払わなければならない金額が下がるということに繋がります。

日本国内で普通に生活をするのなら、税金対策は外せない問題となっています。
最近でも消費税が8%にアップし、来年には10%になるのではないかと問題視されていますが、消費税のように対応することが出来ない税金よりも、所得税や住民税のように、収入によって税額が変化する税金に関しては、申告や行動次第で減額することが出来ますので、税金を出来る限り少なくしてゆとりのある生活をしたいものです。

『資産を多く持っているからお金持ちということではない』

日本では古くから「土地持ち」と呼ばれるような資産家が多いです。
これは、マンションやアパートなどを多く持っていて、地域の地主となっているので、お金持ちだろうと思われることですが、上記の例のように、借金をして購入しているケースも多いです。

このような場合は、家に人が住んでもらえないと収入になることもないので、土地を持っていてもお金を持っていないという方が大勢存在します。

特に近年の日本では大不況ということもあり、土地の価格も住宅の価格も下落の一途を辿っているので、家や土地などの固定資産を沢山所有しているからといってお金を持っているのかということではないということを認識しておいてください。

しかし、一般の方に比べると、家や土地を売却すればいいだけなので、それなりに資産を持っていることも確かです。

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投資とギャンブルの違い

投資とギャンブルが同じように語られていることが多いですが、投資とギャンブルというのは全く異なる行動となっています。

確かに全く知識がない状態で投資をするのはギャンブルと同じですが、ある程度の知識を持っていると、投資というのは利益を生み出す手法ということになります。

まずは投資とギャンブルの違いを表にしましたので、下記の図を見てください。

『配当の違いについて』

投資とギャンブルにおいて最も異なるのが配当の違いです。
ギャンブルでは「控除率」とか「還元率」というような呼ばれ方もしますが、投資の世界では「配当率」というような呼び方をします。
これは、ほとんど同一の事柄を表していることになるのですが、簡単に説明をすると、「自分が出費した費用に対して、どれくらいの金額を得ることが出来るのか」ということを指しています。

例えば、身近なギャンブルの事例として競馬とパチンコ、宝くじの控除率と配当を紹介します。
ここで「宝くじもギャンブルなのか?」というような考えが思い浮かぶ人も多いかもしれませんが、日本において「宝くじ(富くじ)」というのはギャンブルの一種であるという考えで間違いありません。

日本における宝くじの控除率は54%~55%程度とされています。
そのため、100万円の宝くじを購入した際の平均的な配当率は45万円~46万円ということになります。
宝くじというのは数千万円~数億円が当選するという希望を持って購入している方が多いですが、日本の宝くじは「世界で最も配当の低いギャンブル」として有名です。
知識や技術などが一切必要なく、当たれば数千万円以上の当選ということに夢を見て購入する人が多いですが、同じ金額を投資に回したほうが長期的に見た場合の収入は多いということになります。

そして、競馬や競輪などの公営ギャンブルについてですが、こちらの控除率は25%となっています。そして、最近問題になっていますが、競馬での勝ち金に税金が発生するということです。
既に控除率として配当から排除しているのにもかかわらず税金を徴収されるということで、二重課税に相当するのではないかとされていますが、現在でも各地で裁判沙汰になっている案件となっています。

そして、パチンコの控除率は10%~15%となっていて、この中では比較的控除率が低く設定されているギャンブルでもあります。
控除率が低いために他のギャンブルに比べてプレイヤーが勝ちやすいというために、「パチンコで生計を立てている」ということを広言する人が多いのも特徴となっています。
ちなみに、日本の法律では「パチンコ」に関してはギャンブルと認めていませんが、公的にはギャンブルという位置づけで問題ないでしょう。

そして、投資に関しては、公にはされていませんが、配当率が90%~110%となっています。これは株式やFX、不動産による投資など全てを含めての数値となっているので、ギャンブルと比べると高い配当率を誇っています。

ギャンブルと投資の大きな違いとして配当率が挙げられますが、ギャンブルには一攫千金という夢を見る要素がありますが、投資は「資産を安定して増やす」という要素が強いために一攫千金のような夢を見ることは出来ませんが、リスクが少なく安定して資産を増やすのに向いています。

『リスクの違いについて』

投資とギャンブルにおいてリスクの違いというのは明確な違いとなっています。
投資の場合、技術や知識によってリスクを軽減し、資産を増やすことが出来ますが、ギャンブルの場合、運の要素が強いために、リスクが高くなってしまいます。
例えば、ルーレットの赤と黒のどちらに賭けるというような二者択一のギャンブルを例にとってみると、ルーレットの場合、赤と黒のどちらかに掛けるという場合は配当が2倍になっています。

しかし、ルーレットの番号は0(もしくは00)~36の番号が割り振られていて、37分の18(もしくは38分の18)で掛け金の2倍が得られるということになります。
この場合のリスクは2分の1に近い数字ですが、実質の計算では47%程度となります。

2分の1を当てるというゲームのルーレットでもこれだけのリスクを負って、当たれば2倍になりますが、外れればゼロになってしまいます。

そして、投資の場合は今回は株式取引を例に出してみますが、100円の株券を1万株購入すると資産は100万円必要ですが、この株券を90円になった時に売り払ってしまうと、90万円の価値しか無いので、10万円の赤字となってしまいますが、それでも元金から考えると10%のマイナスで済んでいるということになります。

ギャンブルの場合、マイナスになる時は基本的にゼロになってしまいますが、投資の場合はマイナスになったとしても幾らかの元金が残ることが多いので、ギャンブルに比べるとリスクが少ないという事にもなります。

『行動の違いについて』

ギャンブルと投資の違いにおいて「行動」という部分でも大きく異なります。
ギャンブルというのは、パチンコでも競馬でも、「自分で行動をして配当を得る」という仕組みになっていますが、投資の場合は、自分ができるのは「資産を送り出す」ということだけです。

例えば何億円、何兆円というような金額を投資するのなら話も変わってくると思われますが、数万円~数千万円程度では何も変わりません。

株式投資でも為替投資でも自分の力では何も出来ないようなことが多いために、「行動をしなくても良い」ということが投資の特徴となっています。

『目的の違いについて』

投資とギャンブルでは目的が異なります。
どちらに関しても「資産を増やすために行う行動」ということでは変わりませんが、ギャンブルの場合は、一攫千金を夢見て行動に移す人の方が多いでしょう。

しかし、投資というのは資産を増やすということになりますが、基本的には微増です。
前年と比べて5%の増益をしたとなると十分な成果となりますが、金額に直すと、10万円が10万5千円になっても、それほど「儲かった」というイメージは少ないのではないでしょうか?

しかし、ギャンブルの場合は基本的には「自分の資金を2倍にするかゼロにするか」というゲームとなっているので、5,000円が1万円になれば「儲かった」という印象が強いでしょう。

5,000円を10,000円にするために、「ゼロになるかもしれない」というリスクを負った上での結果なので、「プラスになった」という印象が強すぎてギャンブルのほうが儲かるのではないかというイメージがありますが、投資は「最小限のリスクで利益を得ることが出来る方法」となっているので、長い目で見ると投資のほうが利益率が高いということになります。

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