カードローンの審査にようやく通り、融資を受けて現金を手にすると、嬉しくて舞い上がってしまいそうです。
ですがよく考えてください。翌月からは無情な返済がはじまります。返済は1日でも遅れは許されません。2回遅れると全額返済になるというカードローン業者もあります。
その大事な返済について、効率的な返済方法をさぐっていきます。
■借りる前に
1.金利
金利は、少しでも安いカードローン業者を探します。年利が5%違うと、100万円借りた場合で5万円の差が出るので大きいです。金利が一番安いのは銀行系なので、まず銀行系を探します。銀行系は審査が厳しいので落ちることもありますが、その場合はやむを得ず、金利は高いですが消費者金融系となります。
2.借入額
まずは借りる前に返済のことまで考えて、必要最小限の金額を借りることです。そうすれば当然のことながら、毎月の返済額は少なくなり、返済期間も短くてすみます。
■借りた後
カードローンの返済方法は2通りあります。
1.銀行預金口座から自動引き落とし(約定返済)
2.好きな時に返済(任意返済または随時返済)
これらをうまく組み合わせて返済すると、早く返済することができます。まずそれぞれを詳しく見て行きましょう。
1.約定返済
毎月決まった返済日に、銀行預金口座から一定額が引き落とされます。一定額をいくらにするかは契約の時に決めます。毎月この方法で返済する契約になっていますので、完済するまでやめることはできません。返済が遅れることも許されません。
2.任意返済(随時返済)
自分の都合のいい時に、一部でも全額でもいいので返済します。約定返済のように強制ではないので、してもしなくてもいい方法です。少しでも返済すると元金が減るので、その分に掛かる利息が減ります。最終的に、払う総額が少なくなるし、早く完済することができます。
◯早く返済するコツ
約定返済だけで返済するのは、まずいやり方です。利息を最後の最後まで目一杯取られるので、損だと思った方がいいです。
カードローンを借りるからにはギリギリの生活でしょうが、それでも臨時収入があったり、生活費が浮いたりして家計に余裕ができるときがあります。そのときは、浮いた分を何かに使ってしまうのでなく、できるだけ任意返済に当てるようにします。
たとえ数千円でも、「ちりも積もれば」の精神で任意返済していくと、最後はかなりの額になります。そうすれば上で述べたように、払う総額が少なくなるので、早く完済することができます。
このように、カードローンの返済には、任意返済をうまく使っていくのがコツです。