病気でしばらく仕事ができない!そんなときは「傷病手当金」

日頃どんなに気をつけていても、絶対にケガをしない保証はありません。

小さなケガであればまだいいのですが、入院して仕事ができないなんていうことになると大変ですね。そんなときのために知っておきたいのが「傷病手当金」制度です。

●健康保険を持っていれば受給できる

ケガや病気で長期間仕事ができなくなってしまったとき、有給休暇のあるうちは大丈夫ですが、その後は収入がなくなってしまいます。ただでさえ治療で出費がかさむというのに、収入まで無くなってしまったら、ダブルパンチで家計は火の車になってしまいますよね。

そんなときに活用したいのが傷病手当金です。健康保険に加入していて条件を満たせば、仕事ができなくなる直前の収入の3分の2程度を受給することができます。なお、同じ理由で受給できるのは最長1年6か月です。

●受給するための条件は?

受給するための主な条件を簡単に説明しておきます。

まず、あるひとつのケガや病気が原因で4日以上出勤できておらず、無休であること(つまり、有給休暇を取っている間は受給できないということ)。そして、健康保険に加入していて、医師の診断書があることです。

実際には、ちゃんと保険料を支払っていることや任意継続被保険者でないことなど、いろいろな条件があるので、詳しくは加入している健康保険の事務所に問い合わせをして確認しておきましょう。

今は健康でもいつか役立つこともあるかもしれませんから、知っておいて損はないですよ。

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