プロの投資術が私たちの生活にも使える!?

プロの投資家といわれても、私たち一般人には関係ない世界のようですね。けれども、彼らがあみだした投資方法には、私たちの生活にも役に立つ方法があるんです。今回は、そんな中から「ドルコスト平均法」を紹介します。

●ドルコスト平均法って、なに?

ドルコスト平均法は、「毎回決まった金額で、買える量だけ購入する」という投資方法で、主に、純金積立投資で使われているものです。株式投資のように倒産するとなくなってしまうようなものでなく、純金という「価値がゼロになることはない」とされているモノの取引に向いているものです。

●ガソリンの給油に使えます

私たちの生活でドルコスト平均法が活用できるのが、ガソリンです。ガソリンスタンドで給油するとき、「満タンにする」、「○○リットル入れる」ではなく、「△△円分、給油する」と節約できます。

「1回20リットル給油」と「1回3,000円分給油」で比べてみましょう。ガソリン価格は順に、160円、150円、140円、155円だったとすると、給油したガソリンの平均価格は次のようになります。

1回20リットル給油:151.25円
1回3,000円分給油:150.90円

●値段の差だけではない、そのメリットは?

この結果だけ見ると、「1円の差にもならないじゃないか」と思いますよね。けれども、ドルコスト平均法を使う本当のメリットは、「何も考えないで節約ができること」。

私たちには、今のガソリン価格が「上がった、下がった」はわかっても、「高い、安い」はなかなかわかりません。先のガソリン価格を予想して、「今はたくさん給油しよう」と考えるのは至難の業。

工夫をするだけで、何も考えないで手間をかけずに、ほんの少しでも節約できる。ドルコスト平均法は、そんな節約方法に使えるんです。

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