お金を借りる際には収入証明書が必要なの?

今のキャッシングのメリットといえば、一番に挙げられるのが申し込んだその日にキャッシングできる「即日キャッシング」でしょう。

これはキャッシングに縁のなかった人が申し込んでみようと考える大きな引き金ともなっていますが、こんな柔軟な対応が可能なのも、銀行と違う申し込み条件とスピード審査を導入したキャッシングならではのものなのです。

基本的にキャッシング申し込みに必要なものは本人確認書のみで、担保や保証人は必要ありません。

ですから思い立ったら即日、なんの用意もなく申し込みが可能となってくるわけです。

しかし最近は、キャッシング申込には「収入証明書が必要になってくるの?」という質問が専門サイトでも多く見られます。

しかし安心してください。

先程も申しましたように、基本的には収入証明書は必要ありません。

しかし、申し込みする人すべてが必要ないというわけではないのです。

それでは申し込み時に収入証明書が必要となってくるケースについて説明していくことにしましょう。

■収入証明書が必要な申し込みって?

「収入証明書ってなに?」という人もいるかもしれませんが、収入証明書とは現在の収入を証明するためのもので、給与明細書や納税証明書などがそれにあたります。

この収入証明書の提出が求められるのは、大きく分けて次の2つのケースが考えられます。

①他社借り入れが多い場合

キャッシングの申し込み者はこれが初めてという人もいますが、既に複数のキャッシング会社と契約しているという人も少なくありません。

その場合には、他社で既に借り入れが発生していると考えられます。

ここで重要となってくるのが、その他社からの借り入れ額なのです。

キャッシングの審査において一番重要視されるのは、申し込み者にちゃんと返済能力があるかどうかという点です。

ですから既に高額な借り入れがある場合や、新規申し込み後の利用で高額な借り入れになると懸念されるような場合には、返済額を賄えるだけの収入があるかどうかが大きなポイントとなってきます。

ですから、既に他社借り入れがあり、その金額が50万円を超えるようならば必ず収入証明書の提出が求められます。

②限度額変更を希望する場合

一般的にキャッシングの借り入れ額の上限は多くの場合で初回は50万円に設定されています。

しかし、この借り入れ上限額は変更することが可能です。

キャッシング会社のHPを見れば「最高○○○万円まで借り入れ可能!」といった広告があるように、申し込み時に変更申請することで上限額を上げることができるのです。

これはキャッシング会社の定める額内であることと、一般審査とは違う、それに伴う審査を受けることが条件となってきます。

この際に必要なのが収入証明書です。

ですから、借り入れ上限額の変更を希望する場合は事前に収入証明書を用意しておく必要があるというわけです。

■収入証明書が必要となる本当のワケ

以上のように、収入証明書は高額な借り入れとなってしまう場合には必ず必要となってくるわけなのです。

しかし、キャッシング会社が収入証明書の提出を求めるのには、何も貸し倒れを懸念してのことばかりではありません。

これは貸金業法の定める「総量規制」が大きく関係しているのです。

貸金業者は総量規制によって、年収の3分の1を超える貸し出しを法律によって禁じられています。

ですから、貸金業であるキャッシング会社がこれを無視して貸し出しを行った場合、法律によって罰せられることとなります。

キャッシング申し込みにおいて50万円という金額が収入証明書提出のボーダ-ラインとされているのも、年収3分の1にあたる金額に50万円という目安を設けているというわけなのです。

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