家計を助けるのはリボ払いか一括払いか

クレジットカードのキャッシング機能はすでに一般的となっています。ただ利息や支払方法が多様化していて、普通に借りることにまだ不安な人もいます。ただ、毎月の家計をやり繰りする上で、現金を借りることが出来るキャッシングはやり方によってはかなり便利になります。家庭生活を送っていると、突然思わぬ出費があって困り果てることがあります。例えば、冠婚葬祭や子供の塾の受験対策講習代や夫の出張の一時立替え金、その他もろもろの雑費があります。また、食費が食材の値上げで計算よりも足りなくなることもあります。

【突然の出費どうする?!キャッシングを利用してみる】

このような不足の事態に上手く対応出来るのがキャッシングです。ただ、キャッシングには翌月一括払いと毎月支払うリボ払いがあります。一体、どちらが家計を助けて利息の負担を軽くすることが出来るのでしょうか。こちらでは、そんなキャッシングの支払いと家計の関係についてお伝えします。

【範囲内で全額もしくは1万円単位で利用可能】

クレジットカードにはキャッシング機能が付いていますが、限度額はそれぞれのカードごとに違い、また契約者によって異なります。例えばクレジットカードの総利用可能額が30万でそのうちの15万がキャッシング枠と言うようになっています。
このキャッシング枠は全額借りることも出来ますが、1万円単位で借りることも出来ます。つまり、自分が今月ピンチだと思った額を借りることが出来るのです。申し込みは各クレジットカード会社の自分のマイページで、ネットから申し込み指定口座へ入金することも出来ます。指定口座はクレジットカードが引き落とされている口座です。または、ショッピングセンターやコンビニに設置されている提携ATMからキャッシングをして引き出すことも可能です。

【上手く利用してクレジットカードに申し込む】

ここで注意したいのは、クレジットカード会社によって締日が違うことです。末締めで翌月の27日に支払の会社と、毎月10日締めの翌月2日払いの会社があります。給料日が15日、25日となっている場合は、15日の給料日の家計が厳しくなるのは毎月5日位で、25日の給料日の家計が厳しくなるのは毎月15日位でしょう。
そうなると、給料日が15日の家計には27日支払のクレジットカードが最適で、給料日が25日の家計には2日払いのクレジットカードの方が支払を上手く行うことが出来ます。キャッシングを借りる前に、支払日を考慮したクレジットカードに申し込んでいることがまずは家計を上手くやり繰りするポイントになります。その理由は、キャッシングの利息の計算は借りた日数になるので、利息を減らすには家計が苦しくなってから借りて返す迄の日数が少ない方が家計に助かるからです。つまり、給料日が15日の人が2日支払のクレジットカードでキャッシングをした場合は、家計が苦しくなるのは5日の数日前が多いため、支払日にはお金がなくなっている可能性があります。そうなると、さらに他で借りて支払いを行う悪循環に陥ります。このようなことにならないように、給料日とクレジットカードの支払い日の関係を覚えておきましょう。

【キャッシングの翌月一括払いはどういうシステム?】

キャッシングの翌月一括払いとは、文字通り今月借りたお金を翌月の支払日に払うと言うことになります。実質年利は18%のことが多くなっていますが、100万円以上借りる場合だと年利20%となります。さらに翌月一括払いだと末締め27日支払形式のクレジットカードで1日に借りた場合は、支払日までの日数が利息計算されます。この場合30日迄の月のケースでは、今月と翌日の支払日までの日数で56日前後になります。つまり、20万円を年利18%で借りた日数を掛ける計算式を行い365日で割ると、一括払いの利息はリボ払いの利息よりも2000円以上高い金額になります。

一括払いのデメリットとしては、一度に払う利息がこのように高いことと、一括でキャッシングした分を翌月に支払うことです。
メリットとしては、支払は一度限りなので、長期間に渡る利息や元金の支払いが発生しないことです。
それでは、メリットとデメリットを考慮して一括払いを利用するには、どうしたら良いのでしょうか。これには、家計に収入が増大する月を、一括支払いの支払い月として割り当てると解決します。つまり、キャッシングの翌月一括払いは、ボーナスや児童手当、各種手当が入った後に請求分を支払うようにすれば良いのです。

【キャッシングの毎月リボ払いをもっと知る】

キャッシングのリボ払いとは、毎月元金と利息を支払うシステムです。利息計算の基準は各社微妙に異なりますが、基本は支払日翌日から支払日迄の日数で30日前後となります。ただし、キャッシングのリボ払いの場合は各社計算方式が異なり、毎月の元金も利息も同じ位の支払いになる計算式で行う会社と、最初の半年間の利息と元金が高く、半年を超えると元金も利息も半額程になる計算式を採用する会社があります。

この為、20万円をキャッシングしてリボ払いにした支払利息は、A社では、毎月2800円前後の利息で元金は1万円の返済が続くパターンと、B社の、最初の半年間の支払い利息は5000円で元金が15000円の返済、半年を過ぎると利息が2000円で元金が7000円と言うパターンがあります。

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