ズバリ、より良いお金の使い方とは

私たちは日々消費活動を繰り返すことで生きています。
限りある収入の中で生きるのは誰しも同じです。
であるならば、そのお金に対しどのようなスタンスで向き合うことが、質の高い消費活動に繋がるのでしょうか。

【1】基本的に支出は、他人への対価
極論になってしまいますが、物を買うという行為は他者がエネルギーと経費を掛けて作った物に対してその手間賃を付加して対価を払うことです。
もちろんそれがあって経済が成り立っているわけですから必要不可欠な行為ではあります。
例えば、スーパーのお惣菜や外食などは『自分が食材を買いに行く手間や調理する分の手間を他者に依頼している』ことに対価を支払っていることに他なりません。
自分は作れないような美味しい料理に舌鼓を打つことは心も身体も満たされる楽しみがありますが、
単に自分のエネルギーを惜しんだ結果であるならば、それはそのエネルギーを何に使っているかということが重要になってきます。

【2】自分で出来ることを自分でやる
日々の仕事や生活が忙しくて、心身の健康を維持するためにお金を使うこともあるのではないでしょうか。
そのことが仕事や家事のモチベーションになり、また明日からも頑張ろうという気持ちを持てるならば、それは必要経費とも考えられます。
しかし別の考え方をすると、辛い思いをして日々長時間を仕事に費やしているのに、それで得た給料をストレス解消に大半費やすのであれば、その苦労も目減りしてしまっているのかもしれません。
様々な経験を積む上では苦しいことをこらえることも、時には散財して後悔することも若いうちは必要かもしれません。
しかし、その中で本当に自分に必要なことを徐々に見極め、その必要なことに時間を割けるようになることで無駄な出費を防ぎ、必要なエネルギーを自分自身に注ぐことが出来るようになるのではないでしょうか。
自分に出来ることは自分でする。そのために必要な時間を確保できるようタイムマネジメントを怠らない。
その暮らしが長い目で見れば節約に繋がっていくのかもしれません。

【3】費用対効果を常に意識する
とはいえ、時間は有限です。何でも自分でやれば良いというものではありません。
物を買うことで時間を買うという考え方も重要であることを忘れてはいけないと思います。
お金を払う時には常に、この金額に見合ったメリットがあるかどうかを考えてみる習慣を持つと良いかもしれません。
必ずしも金額的な効果だけではなく、楽しい気持ちになったか。嬉しくて前向きな気持ちになれたか。
将来の自分への投資となったか。
これらの効果を得られず今日を生きるために必死でそのためにただ出ているお金であれば、それは何かのきっかけで辞めることが出来たら、その分をよりコストパフォーマンスの高い支出に向けることが出来るかもしれません。
今あるお金をどう采配するかは自分次第。
忙しい毎日に流されず、自分が幸せになれることに是非お金を使ってください。

続きを読む